仮想通貨決済をECサイトで扱うメリットとデメリット
この記事の結論
仮想通貨決済は、カード決済の代わりではなく「追加の入口」として導入すると失敗しません。価格変動の不安はステーブルコインで、会計の手間は手順の整備で、それぞれ小さくできます。
メリット
新しい客層に届く
暗号資産を保有している人は、使い道を探しています。暗号資産で支払えるお店は、それだけで選ばれる理由になります。
海外のお客様に売りやすい
米ドル建てのUSDCなどは国をまたいでも同じ方法で支払えるため、国際送金や海外カードの決済の不安定さを避けられます。
決済の手数料を抑えられる場合がある
お店のウォレットに直接届く方式なら、決済代行の手数料はかかりません。かかるのは送金時のネットワーク手数料で、多くの場合は購入者が負担します。
高額の買い物に対応できる
カードの利用限度額に縛られないため、高額商品の購入の妨げが一つ減ります。
デメリット
価格が変動する
ビットコインやイーサリアムは価格が動きます。受け取った後に価格が下がれば、円に換えたときの金額は減ります。日本円建てのJPYCや米ドル建てのUSDCを中心に受け付ければ、この影響はほとんど避けられます。
会計の手間が増える
受け取った暗号資産を帳簿にどう記録し、いつ円に換えるかを決める必要があります。最初に手順を決めておけば、毎月の作業は大きくは増えません。詳しくは会計処理の記事で説明しています。
利用する購入者はまだ多くない
暗号資産だけで売るお店にすると、購入者が限られます。カード決済や銀行振込と併用することをおすすめします。
導入が向いているお店
次のどれかに当てはまるお店は、導入の効果が出やすいと考えられます。
- 海外のお客様に販売している、または販売したい
- 1回の購入金額が大きい
- 暗号資産やWeb3に関心のある客層を持っている
- 他のお店との違いを打ち出したい
当てはまるかどうか判断に迷う場合は、無料相談でお店の状況を伺い、導入の効果を一緒に検討します。